逸見・中央地域小中学校教育環境整備検討協議会が始まりました。
本日4月24日、「第1回逸見・中央地域小中学校教育環境整備検討協議会(地域別協議会)」が開催され、傍聴しました。逸見・沢山・汐入・桜の各小学校の再編を検討する協議会です。
前期検討の田浦地域と走水・馬堀地域は、田浦小学校と走水小学校の廃校という結果になりました。当後期計画においては、統廃合ありきではない、子どもや保護者、地域の声を十分に生かした結論となることを願っています。
同時に、小規模だから、老朽化だからといって、地域の活力である小学校をなくしてしまうことにはもっと慎重であるべきだと思います。町はあるのだから。
小規模がちょうど良い子どももいるし、教職員の負担が増えるなら、教職員を増やしたら良い。校舎の老朽化は計画的に建て替えれば良い。日本共産党は国政において財源の提案をしています。大企業の優遇をやめて、超富裕層への応分の税負担。無駄かつ自然破壊をまねく開発事業の見直し。それらにより、教育のための予算は増やせるはずです。
お金がないから小学校を統廃合するというのは本末転倒です。対象地域の子どもや家族はどんなに困ることでしょうか。

本日の地域別協議会では、市教育委員会事務局から児童数の減少や各学校の築年数、レッドゾーンにかかっていることなどを示す資料が用意されました(市ホームページで確認できます)。そのことについて委員のお一人から、「資料に基づいて、教育委員会の通りに適正配置が決まっていくような気がする」という意見が出されました。まさに前期検討の際にもたくさんの人が訴えていた懸念です。
また、4校について検討するにもかかわらず、協議会委員は16名しかいません。保護者の立場の委員の割合が減っているということです。しかも本日は周知が足りなかったのか、傍聴にいらした保護者世代の方は少ないようでした。
市教育委員会事務局は今回の協議会の記録を「協議会ニュース」として町内会と保護者に周知するとのことですので、保護者が「知らなかった」ということにならないよう、期待したいと思います。