ふじそのあき
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平和に関する請願が2つ、審査されます。

 横須賀市で多くの市民が参加し取り組んだ #トマホークアクション2025 から出された請願「国に海上自衛隊への巡航ミサイル「トマホーク」の配備撤回を求めることについて」の審査が2025年12月4日総務常任委員会でありました。

 傍聴席は10人の規定がありますが、10人を上回る方が見え、全員の傍聴が許可されました。私は紹介議員の署名をしており、傍聴しました。

 意見陳述では、横須賀市が行っている市民アンケートに以前は基地についての設問があったが、最近はなくなっている。軍事増強によりかえって戦争に巻き込まれる恐れがあることが述べられました。トマホークミサイルは「使うわけではない。抑止のためだ」と言われているが、抑止の先には被害を被る相手がおり、被害の先は子どもや高齢者、マイノリティである。多くの市民は自衛官や基地で働く家族・友人がおり、近隣の国々との緊張や軍事増強によりかれらの緊張も高まっている。安全保障は「国の専権事項」というが、1発5億円のミサイルではなく、平和でくらしやすいまちづくりは議会の役割ではないか。との趣旨の、30999筆の署名を背負った、すばらしい陳述でした。

 横須賀市ほか旧軍港4市で施行されている旧軍港市転換法にも触れられ、同法に基づき平和産業港湾都市へのあゆみを続けることが軍縮にもつながるとしています。当アクションとして、他3市にも呼び掛けているとのことでした。

 請願に対する賛成意見としては、葉山直委員が「防衛費の増額自体は賛成の立場だが、トマホークの配備が抑止力になるかは疑問」として賛成しました。共産党の大村洋子委員は体調不良で欠席でした。反対意見としては、「30999筆の署名は重く、思いは共感するものの、トマホークの配備は戦争を起こさないための抑止に寄与する」といった意見でした。委員会としては賛成少数となりましたが、12月12日の本会議で全議員による採決が行われます。

「核兵器廃絶・平和都市」宣言に適っているか

 4日の環境教育常任委員会では同時刻に「令和7年請願第4号 横須賀市が「核兵器廃絶・平和都市」であることを明示するモニュメントの設置について」の審査が行われました。

 1984年に横須賀市議会が「核兵器廃絶に関する決議」を市議会の全会一致で可決し、1989年に横須賀市として「核兵器廃絶・平和都市」を宣言しました。1992年に中央公園に建設された最上壽之氏の彫刻作品「ヘーワ オーキク ナーレ」には「核兵器廃絶」「平和都市」の文字が刻まれました。被爆者はじめ多くの市民が寄付を寄せたそうです。しかし設置から27年後の2020年に老朽化を理由に解体撤去されてしまいました。

 現在は「中央公園」を「平和中央公園」と改名、新しい平和モニュメントを設置、平和中央公園に説明版を設置、文化会館に「ヘーワ オーキク ナーレ」の模型を展示、などしていますが、平和モニュメント自体に「核兵器廃絶・平和都市宣言」の明示がないことで、「核兵器廃絶・平和都市」宣言が後退しているように見えます。

 請願4号は1、横須賀市内の市役所前など公共の場所に、横須賀市が「核兵器廃絶・平和都市」であることを明示するモニュメントを設置すること。2、横須賀市が「核兵器廃絶・平和都市」であることを市民に周知すること。を求めるもので、私は紹介議員として署名しました。

 委員会での反対意見としては、「平和中央公園と平和モニュメントにより「核兵器廃絶、平和都市」の姿勢は示せている。」「新しいモニュメントには多額の費用がかかる。」といったものでした。

 賛成意見としては、共産党の井坂直委員が「説明版は小さくて不十分であり、モニュメントは自治体の姿勢を内外に示す意義がある。ある程度のコストをかけても、設置の意義はある。」と述べました。反対意見の中にも、プレート板や垂れ幕での対応といった意見もあり、それも良い方法だと思います。

 当請願も12月12日の本会議で採決されます。

 陳述では、1989年の「核兵器廃絶・平和都市宣言」が読み上げられました。

核兵器廃絶・平和都市宣言

世界の恒久平和は
全人類の共通の願いである。
横須賀市も、「都市基本構想」において定める
「平和都市」の実現をめざし、
常にわが国の国是である
「核兵器は、持たず、作らず、持ち込まさず」との
「非核三原則」が、
厳正に遵守されることを強く求め続けている。
このたび、さらに一歩を進めて、
さきに行われた本市議会の
「核兵器廃絶の決議」に呼応し、
あらゆる国の核兵器が究極的に廃絶され、
世界の恒久平和が実現されることを願い、
ここに「核兵器廃絶・平和都市」
を宣言する。
平成元年5月23日
横須賀市長

平和中央公園にある「ヘーワ オーキク ナーレ」の説明版